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島村楽器 静岡パルコ店 シマブロ

島村楽器 静岡パルコ店スタッフによるイベント情報やお知らせなどを発信するブログ(シマブロ)です。

Y.O.S.ギターが出来るまで【その①】

お知らせ・その他

静岡新鋭のギターブランドをご紹介!

YOS

先日入荷したばかりのYOSギターですが、サプライズの為に製作風景等をご紹介してこなかった為、この場で紹介させて頂きます。店頭には完成品のギターしか並んでいませんが、せっかくのオーダーメイドギターですし、出来上がるまでの過程も楽しみたい、という方が多いのではないでしょうか?担当:石田もYOSから送られてくる各工程の写真を見ながらワクワクソワソワしていました(笑)。そのもどかしくも楽しい気分をすこしでもおすそ分けできたら幸いです。

Stellar Classic

Stellar Classic

まずはトラディショナルな仕様のStellar Classicからです。

①ネック成型、ロッド仕込み

Neck 序盤

ギター製作で一番時間がかかり、なおかつその後の耐久性に関わってくるのがネック製作、とりわけロッド仕込みに関する作業です。詳しくは秘密、としますがYOSでは伝統的な製法を守り、サウンドと耐久性を両立させており他のメーカーには見られない特徴があります。

②指板貼り付け

Finger Board

貼り指板のネックの為ロッドを仕込んでから指板を接着します。もし指板が変形すればフレットの高さが変化してしまったりとプレイヤビリティに関わる部分の為クラフトマンとしての技術と経験が問われる工程です。

③ネック仕上げ

Neck

②~③の期間はかなり間が空くのですが通常2ヶ月以上はネックを寝かせて木材を安定させます。今回使用したサーモウッドでは長期間のシーズニングと同様の効果を持つ為この期間を短縮することが可能なそうです。

④ボディ成型

Body Routing

ボディ外周部の決定と配線系ザグリの風景です。一般的には木目に関心をもたれないアルダー材ですが、とても美しいものを選別しているのが良くわかりますね。

⑤ネックポケット精度確認

Neck Pocket

④で製作したボディと③で完成したネックを試しに合わせてみています。この時点ではビス穴さえ開いていませんが斜めに置いてもネックが外れないぐらい高精度なサイズで製作されているのが分かります。この高精度なネックポケット加工を活かす為にトラスロッドはネックを外さなくても調整可能なホイールナットタイプを使用しています。

⑥ピックガード作成

Pickgird

STタイプには何気なくついているピックガードですが、実は一番手間のかかる作業なんだとか。板材から切り出して穴を高精度に空けて外周にはテーパー加工して・・・と確かに難しそうですね。カスタマイズメニューのPG作成・交換が思ったよりも高額なのが納得です。

⑦ボディ塗装

Finish

こちらも腕の見せ所、サンバースト塗装です。今回「定番の3TSで、なおかつ渋さと高級感を持たせてください」とリクエストして出来上がったのがこちらです。少し退色してきた頃合いを再現したフェイデッドカラーは色気すら感じます。今回はラッカー塗装ですが一般的にイメージするべたつく、透明度の低いものではなく高純度のものを使用しています。また、個人工房には珍しくポリ塗装も吹くことが可能です。求めるサウンドによって選ぶことができ、オーダー時に音のイメージを伝えればアドバイスがもらえます。

⑧キャビティ加工

組み込み

ノイズを強力にカットするオリジナルのキャビティ加工。導電塗料と銅箔、PG裏にもシールドを施して余計な雑音を追い出しています。見た目からしてノイズが少なそうですよね?

⑨ワイヤリング

配線

ある種芸術のような雰囲気を持った配線も魅力の一つです。普段目にする事はありませんが見えない部分にも一切妥協はありません。コンデンサーの値がサウンドのキモになっています。この配線取り回しはねじる派vsねじらない派で好みが分かれるようですがYOSでは標準的にねじっていますのでもし好みでなければオーダー時にご要望下さい(あまりいらっしゃらないと思いますが・・・)。

⑩完成

Stellar

このような工程(だいぶ省略しましたが)を経て完成したのがこのStellar Classicです。ちなみに上の写真はわざわざ写真スタジオに依頼して撮影したものだとか。さながら娘を嫁に出す気分なんでしょうね。

完成品の詳細写真はこちらからどうぞ

ここでお知らせです。

ここまで紹介しておいてなんですが、実はこのStellar Classic、もう既に販売済みです。「そんな!」とお嘆きのあなたに朗報です。セカンドオーダーに向けて既にネック材を寝かせている状態です。まだ詳しい仕様は決めておりませんが、一本は今回のようなスタンダードな仕様のものを店頭展示したいと考えております、「こんな仕様のものが欲しい!」とアイデアをお持ちの方はぜひ担当:石田までお伝え下さい。かなり前向きに検討させて頂きます。

次回はStellar Customを紹介します。

近日中に今回入荷したもう一本、Stellar Customの紹介ページも作成いたします。楽しみにお待ち下さい。

お問い合わせはこちらまで

島村楽器 静岡パルコ店 Tel:054-275-5530 担当:石田純一

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