島村楽器 静岡パルコ店 シマブロ

島村楽器 静岡パルコ店スタッフによるイベント情報やお知らせなどを発信するブログ(シマブロ)です。

【生まれも育ちも静岡です】Spicy Effectors Vol.5【エフェクターからアクセサリーまで】

SPI

エフェクターが増えてきたら必需品です。

今回はSPIの商品の中でも人気の高い「プログラマブルスイッチャー」を紹介いたします。ついつい増やしてしまうエフェクターですが、演奏中の踏み変えは数が増えてくれば来るほど困難になっていきます。2アクションくらいならフレーズの合間にこなせなくはないですが3アクション以上必要になるようでしたら絶対にスイッチャーの導入が必要です。
そんなプログラマブルスイッチャーも最近では低価格化が進み、海外製のものであれば1万円台くらいから見かけるようになっています。しかしいくら演奏性を高めるため、とはいってもスイッチャーを導入することでサウンドクオリティが劣化したりノイズの原因となってしまうようでは本末転倒です。そのような面でもSPIのスイッチャーをオススメします。価格は2万円後半から5万円弱まで、ループ数は3~8とかなり種類も豊富、ラッチ信号の出力やセパレートループの増設なども可能でここまで自由度の高いスイッチャーは世界を探しても他にはないでしょう。その上スイッチャーはオリジナルデザインのキャンパスとしても優秀です。なんといってもシステムの中核となるものですので目立ちますし。ギターのカスタムオーダーというとハードルが高いですが、足元を彩る小箱に自分らしさを込めるのも良いんじゃないでしょうか。
基本的なスペックはこちら
◆ループ3~8から選択
◆ループ数=フットスイッチ数=一度に使用可能なプリセット数(×バンク数は機種によって変わりますが3~8です)
◆On/Off可能なインプットバッファー搭載
チューナーアウト&ミュートモード搭載
◆超軽量&小型
サイズは
Three , Four:縦55ミリ×横250ミリ×高さ40ミリ、約500g
Five , Six:縦45ミリ×横390ミリ×高さ40ミリ、約700g
Eight:縦135×横425×高さ55ミリ約1,200g
もちろん筐体サイズ等自由に変更が可能ですがその都度お見積もりさせていただきます。

考えうる限りのカスタマイズが可能なのですが実践的な仕様としてはどんなものが良いのか分かりづらいので今回特別に二人のプロギタリストの方の協力をいただきまして、実際に使用されているSPIのスイッチャーとそれを組み込んだボードを紹介させていただきます。

宮脇俊郎氏の場合

静岡パルコ店でもセミナーイベントなどでおなじみ、ギタリストなら誰でもこのお方のコラムや教則本のお世話になったことがあるのでは?「ギター教則界のカリスマ」宮脇氏の足元はこんな感じです。

ボードその①

宮脇氏はFourのカスタムバージョンを使用されており、そのカスタム内容は、「バッファーをマッチョな感じに」というご注文でした。4プリセットとオールOffの5種類のサウンドを使い分けられるので大概はこれだけで演奏が出来てしまう、ということで簡易なシステムを組む際には大変重宝されているそうです。ご本人の機材紹介HPはコチラ。ちなみにデザインのご指定は「娘がいるのであまりキワドいデザインには出来ないけどキレイな女性のモチーフは入れて欲しい・・・」ということでしたので。シンプルながらスタイリッシュに仕上がりました。そんな宮脇氏の足元には現在スイッチャーの他にもオーバードライブやコーラス、ディレイに今度はトレモロも!?だいぶSPIの侵食が進んできました・・・。

山本安男氏の場合

サポートギタリストやインストラクターとして活躍されており、Young GuitarやGuitar Magazineなどの専門誌でもたびたび登場されています。「超速神」の異名を持つテクニカルプレイヤーでもある山本"Jens"安男氏の足元はこんな感じです。

ボードその③

数多くのエフェクターが限界まで配置されており、それらを効率よく制御でき、且つ省スペース・ハイクオリティなスイッチャーを、ということでSPIのスイッチャーをお選びいただきました。どのようにシステムが組まれているかはご本人のブログにわかりやすい解説がありますのでご参照ください。Fiveの仕様に「ループ3とループ4の間に常時Onのセパレートループを追加」したことでALBITのプリアンプの前に歪み系ペダル、後に空間系ペダルが接続され、ボードの出力からパワーアンプに接続することでどこでも同じサウンドが実現できるようなシステムを構築されています。こちらのデザインは「JPSのタバコやマーシャルのような高級感あるシンプルさ」というコンセプトであり、もうひとつのご希望であった「セクシーな金髪女性」もワンポイントで入れられています。

ボードその④

担当石田の場合

プロの足元の後ではすこしお恥ずかしいのですが、特殊なカスタムを施したスイッチャーを組み込んだ私のボードもご紹介いたします。

ボードその⑤

Fourが基本ですが、頻繁に使用するワウペダルを左足で踏む私のスタイルに合わせて以下の変更をしています。
■In・Outを本体手前側面に配置
■ループ1の前にワウ用の常時Onのセパレートループを追加
■ループ1~4の並びが通常と逆
これによりジャンクションボックスがなくともギター・アンプとの接続が容易になっていたり、システム全体のケーブル長を短縮することが可能になっています。プロギタリストのお二人も使用されているG-Labのワウは足を乗せただけでOn/Offが可能であり、Off時には原音に影響を与えないため、スイッチャーのプリセットに関係なくいつでも使える状態に出来るようこのような接続の仕方をしています。インプットバッファーはOn/Offできるため求めるワウサウンドによって切り替えます。ちなみに筺体にはラップ塗装と呼ばれる特殊塗装を採用しており、凹凸感のある仕上がりとなっています(写真では見づらいですが)。

お客様のボードにEightを組み込み

今回この記事を考えている最中に常連のM様よりEightのご注文とボードの組み込み依頼をいただきましたのでご本人の許可を得てご紹介させていただきます。
まずEightならではの仕様は
・8ループ
・ループ6と7の間にセパレートループ
・バッファーはLevel,Hi,Loが可変の特別製(Entradaというペダルエフェクターとしても販売しています)
・キャンパスが非常に大きいのでデザインがたくさん入れられる
という内容ですが、Sixまでの価格からすると非常にリーズナブルであるという魅力もあります(Entradaの価格を考えると・・・)。

組み込む内容は①ワウ②チューナーエンベロープフィルター④ファズオーバードライブフェイザー⑦ディレイ⑧リバーブ、ですが①と②はスイッチャーのループの中には組み込まないので実質6ループの使用、今後ディストーションやコーラスの追加やアンプヘッドのSend/Returnとの連携などもしていくつもりというケースです。

では実際に組んでみました。

スイッチャーやペダル類はベース塗装だけSPIで行い、トップ面のシールはお客様がご自身で貼ったものです。

①大まかな配置決め

ジャックにプラグを挿して筺体同士が接触しないように配置を決めます。

Eight①

②マジックテープによる固定

後からペダルを変更する可能性があるということで最小限の面積で固定します。

Eight②

③DCケーブル等の結線

持込のパッチケーブルやDCケーブルなど長さの融通が利かないものをまず配線してしまいます。

Eight③

④ソルダーレスタイプのパッチケーブルで結線

今回はパッチケーブルの色をそろえるため、ジョージエルスの.155とRAP製のプラグを使用して結線しました。

Eight④

②のマジックテープの量では少なく感じたかもしれませんがしっかりと固定されており、逆さまにして振り回しても位置がずれることもありませんでした。これらのボード作成用品は店頭に在庫しておりますので「自分でやってみたい」という方もご相談に乗らせていただきますのでお気軽に声をおかけください。

スイッチャーは必需品です!

足元のペダルの数が3つを越えたらもうスイッチャーの導入を考えましょう。ライブパフォーマンスの成功はスムーズなエフェクト切り替えにあるといっても過言ではありません。自分にあった音色や機能、デザインなど考えるのはなかなか難しいですが、じっくりとご相談に乗らせていただきます。ぜひ店頭にて石田をお呼びください。

※SPI製品の価格やラインナップはこちらで御確認ください。

Soul Power Instruments

さいとうさん

Soul Power Instruments(以下SPI)は、2006年静岡県静岡市で設立されたエフェクターブランドです。他社では受け付けないような複雑なモディファイを行うだけでなく、オリジナルエフェクターの製作にも力を入れています。ユーザー様のご使用環境に合わせた機材製作、ライブ等実戦で役立つことを重視した機材製作を心がけています。設立以来、一般のお客様だけでなく、多くのプロミュージシャンにもご支持を頂いております。

Spicy Effectorsとは

静岡のエフェクター製作・モディファイ(改造)ブランドとして名を馳せるソウル・パワー・インストゥルメンツ(以下SPI)のラインナップの中からエフェクター担当石田がピックアップした商品をご紹介しよう、という企画です。というのもビルダーの「さいとうさん」、バツグンのデザインセンスと愉快なお人柄で人気者でして、製作やアーティストのサポートなどの仕事が忙しくてなかなかホームページを更新できない・・・。そこでさいとうさんと懇意にさせていただいている石田に白羽の矢が立った次第でございます。不定期の更新ですが主観を交えて解説を入れますので、購入検討の材料にしていただければ幸いです。

お問い合わせはこちらまで

島村楽器 静岡パルコ店 Tel:054-275-5530 担当:石田純一

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